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目頭切開の修正手術とは?必要な人や自然な目元に仕上げるためのポイントを紹介

目元施術
#目頭切開

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    西山 慶
    この記事の監修者

    院長

    西山 慶

    日本大手の美容外科クリニックで院長を務め、クリニック内ランキングでは目元切開の分野において、全国エリア症例数No.1を獲得しておりました。
    どんなことでもお気軽にご相談ください。

    目頭切開をしたものの「仕上がりが不自然で気になる」「傷跡が目立つ」など、目頭切開の修正をするかで悩んでいる方もいるでしょう。

    目頭切開した場合でも、適切な修正方法を選べば、自然で美しい目元を取り戻すことは可能です。

    この記事では、目頭切開修正の具体的な施術方法や自然な目元に仕上げるためのポイントを解説します。

    目頭切開の修正手術とは?

    目頭切開の修正手術は、初回手術で期待した効果が得られなかった場合や、切りすぎて不自然になった場合に行う手術です。

    目頭切開の修正手術には主に以下の内容があります。

    • 切りすぎた場合|蒙古襞形成(逆Z法)の施術
    • 変化がなかった場合|再手術

    切りすぎた場合|蒙古襞形成(逆Z法)の施術

    目頭切開をしすぎて、寄り目に見えて不自然な印象になった場合に行われる修正手術が蒙古襞形成術(もうこひだけいせいじゅつ)です。

    切りすぎた場合の施術では、逆Z法やVY法などの術式を使用して、失われた蒙古襞のヒダを再び作り直します。

    逆Z法は一般的な修正方法で、Z字状にデザインした切開線を利用して皮弁を移動させ、自然な蒙古襞を形成します。

    手術時間は通常1時間程度で、局所麻酔下で行われるため、痛みはほとんどありません。術後の腫れや内出血は、1週間程度で改善し、抜糸は術後5日から7日後に行われます。

    ダウンタイム中はアイメイクを控え、創部への刺激を避けることが重要です。

    完全に元の状態に戻すことは難しい場合もありますが、多くの患者さんで自然な目元への改善が期待できます。

    蒙古襞とは?

    蒙古襞(ひだ)とは、目頭の内側にある薄いヒダ状の皮膚のことで、日本人を含むアジア系の方の多くが持つ自然な目元の特徴です。

    蒙古襞は、目頭にあるピンク色の涙丘(るいきゅう)という部位を覆う役割があり、目元に優しい印象を与えたり、目を外部の刺激から保護したりする機能も持っています。

    目頭切開手術では、蒙古襞を切除することで目を大きく見せられますが、切除しすぎると涙丘が過度に露出し、寄り目に見えて不自然な印象を与えることがあります。

    蒙古襞の形成外科的な再建は高度な技術を要する施術で、皮弁を利用して自然なヒダを作り直すため、適切な蒙古襞の形とサイズをデザインすることが重要です。

    変化がなかった場合|再手術

    初回の目頭切開で十分な変化が得られなかった場合に行われるのが再手術です。

    再手術では、皮膚や組織にまだ余裕があるため、追加の切開による修正が可能です。

    初回手術の結果を踏まえて、より適切な切開量とデザイン決めを行います。手術方法は初回と同様ですが、既存の傷跡を利用して切開することで、新たな傷跡を最小限に抑えます。

    術後の経過も初回手術と同程度で、腫れや内出血は1週間程度で改善し、抜糸は通常5日から7日後ほどです。

    ただし、再手術では切りすぎのリスクもあるため、経験豊富な形成外科専門医による慎重な診察とカウンセリングが不可欠です。

    クリニックによっては他院修正も対応しており、症例写真を参考にしながら、患者さんの希望に合った仕上がりを目指します。

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    目頭切開の修正はどんな人に必要?

    ここでは、目頭切開の修正が必要な人を紹介します。

    • 不自然な目頭の形になってしまい修正したい人
    • 初回手術で十分な効果が感じられなかった人
    • 切開した目頭を元の状態に戻したい人

    不自然な目頭の形を修正したい人

    目頭切開手術後に寄り目に見える、左右差が目立つ、ラインが不自然になったなどの悩みを抱える方は修正手術が適応となります。

    切りすぎやデザインの問題により、涙丘の露出が過度になったり、目頭の角度が不自然になったりします。

    修正手術が適応となる症状は、日常生活で気になりやすい状態のため、アイメイクでもカバーが困難です。

    具体的な症状としては以下のようなものがあります。

    •  寄り目状態になり、表情が怖く見える
    •  両目の開き具合に大きな左右差がある
    •  目頭のラインがギザギザになっている
    •  傷跡が赤く盛り上がる

    不自然な仕上がりになると、精神的な負担が大きく、患者さんの生活の質に影響を与えることがあります。

    形成外科専門医による診察とカウンセリングを受け、蒙古襞形成術や皮膚切除法などの適切な修正方法を検討することが重要です。

    効果が感じられなかった人

    初回の目頭切開施術で目が大きく見えない、平行二重が作れないなど期待した効果が得られなかった方は、再手術により改善できます。

    保守的な切開により変化が少なかった場合、皮膚や組織にまだ余裕があるため、追加の切開による調整が可能です。

    再手術の対象となる方は、以下のような悩みを抱えている場合です。

    • 目の横幅が広がらず、小さく見える悩みが解消されなかった
    • 平行二重を希望していたが蒙古襞のヒダが残りすぎて理想のラインにならなかった
    • わずかな変化しかなく、周囲にも気づかれないレベルだった
    • 片目だけ効果が不十分で、左右のバランスが崩れた

    このような場合、追加の切開によって理想に近づけますが、切りすぎのリスクもあるため慎重に進める必要があります。

    再手術を受ける際には、経験豊富な医師による慎重な診察と、写真を用いたシミュレーションで十分に検討することが重要です。

    元の状態に戻したい人

    目頭切開後に後悔し、できる限り元の自然な目元に戻したい方には、蒙古襞形成術による修正が適応となります。

    切開により失われた蒙古襞は、皮弁を利用した形成術により再構築することが可能です。

    完全な元通りまでとはいきませんが、自然な目元に近づけることで違和感を軽減できます。

    元の目元に戻したい方の主な理由としては、以下のようなものがあります。

    • 目頭を切開したことで顔の印象が大きく変わり、元の自分らしさを取り戻したい
    • 切開によって目つきがきつくなり、優しい印象に戻したい
    • 職業上の理由で自然な目元が必要になった
    • 周囲に整形を知られたくないため、バレにくい状態にしたい

    元に戻すためには、逆Z法やVY法などの蒙古襞形成術が選択肢となりますが、どの程度改善できるかは個人差があります。

    改善の程度を把握するためにも、症例写真を参考にしながら現実的な目標設定を行うことが大切です。

    目頭切開で自然な目元に仕上げるためのポイント

    目頭切開で自然な仕上がりを目指す場合、Z法と呼ばれる切開方法が効果的です。

    Z法の大きな特徴は、皮膚の移動方向を調整しながら切開ができる点にあります。

    Z法は、シャープでありながらも柔らかく自然な印象を持たせたい方に向いており、過度な変化を避けつつ、理想的な目元に近づけたい方におすすめの術式です。

    ここでは、自然な目元に仕上げるためのポイントについて紹介します。

    • 修正経験や実績が豊富な医師を選ぶこと
    • 複数のクリニックでカウンセリングを受けて比較検討すること

    修正経験や実績がある医師か確認する

    目頭切開の修正手術を成功させるためには、他院修正を含む豊富な修正経験と実績を持つ日本美容外科学会(JSAPSやJSAS)専門医、または形成外科専門医を選ぶことが最も重要です。

    修正手術は初回手術よりも高度な技術を要し、瘢痕化した組織の扱いや複雑な皮弁形成術に精通している必要があります。

    医師選びでは、以下の点を確認することが大切です。

    • クリニックの公式サイトで目頭切開修正の症例数や症例写真の豊富さを確認
    • 医師の経歴で日本美容外科学会(JSAPSやJSAS)専門医資格、形成外科専門医資格、美容外科での修正手術経験をチェック
    • 学会発表や論文執筆など、目頭切開修正に関する専門性の高さを示す実績があるか
    • 他院修正を積極的に受け入れているクリニックかどうか

    資格や経験年数だけでなく、実際の修正症例写真を多数確認し、自分の悩みと似たケースの改善例があるかを重視して医師を選択することが、自然な仕上がりを得るための第1歩です。

    複数のクリニックでカウンセリングを受ける

    修正手術で後悔しないためには最低でも2〜3ヶ所のクリニックでカウンセリングを受け、提案される術式や料金、医師の対応を比較検討することが必要です。

    たとえば、あるクリニックでは逆Z法を提案されても、別のクリニックではVY法を推奨されることもあります。

    料金面でも、他院修正の追加料金や保証制度の有無など、クリニックによって大きく異なるため、十分に比較することが重要です。

    Another clinic(アナザークリニック)では、モニター価格で施術が受けられます。費用の詳細は、料金表をご覧ください。

    カウンセリングでは、以下の点を比較することが大切です。

    • 医師の説明の丁寧さ
    • リスクやデメリットについての説明の違い
    • アフターケア体制や術後のフォロー方針
    • 料金だけでなく、医師との相性や説明の分かりやすさ
    • クリニックの雰囲気

    複数の意見を聞くことで、より客観的で納得のいく判断ができ、後悔しない手術選びができます。

    目頭切開修正の詳細とダウンタイム

    ここでは、目頭切開修正の詳細とダウンタイムについて紹介します。

    • 修正手術の具体的な流れと手術時間
    • 術後の腫れや痛みなどの症状と経過
    • 日常生活への復帰時期とアフターケアの方法

    修正手術の具体的な流れと手術時間

    目頭切開の修正手術は、局所麻酔で行われ、通常の手術時間は1〜2時間程度です。

    術式が複雑な場合、特に蒙古襞形成術など皮弁を用いる修正では、2時間ほどかかることもあります。

    項目内容
    麻酔方法局所麻酔
    手術時間約1〜2時間
    所要時間の目安来院から帰宅まで半日程度
    両目・片目両目同時施術が多いが、片目の場合も全体のバランスを考慮

    手術当日は、受付時間に余裕をもってご来院ください。

    術前にはカウンセリングを行い、手術デザインの最終確認をします。医師が極細のマーカーで切開ラインを描いた後、局所麻酔を注射し、施術が開始されます。修正手術では既存の瘢痕組織を扱うため、初回手術よりも慎重な操作が必要です。

    手術後は創部の状態を確認し、注意事項の説明を受けてからご帰宅いただきます。当日は術後の安静時間も含め、スケジュールには余裕を持チましょう。

    術後の腫れや痛みなどの症状と経過

    before→after

    ⚫︎修正手術後は、初回手術と同程度かやや強い腫れや内出血が生じ、完全に落ち着くまでに1ヶ月から3ヶ月程度を要します。

     

    ⚫︎術後1日から3日程度は強い腫れと内出血が見られ、軽度の痛みを伴いますが、処方される痛み止めでコントロール可能です。

     

    1週間後 / 抜糸前

    ⚫︎術後1週間程度で腫れがピークとなり、この時期に抜糸を行います。

    個人差はありますが、再手術では瘢痕化した組織を扱うため、血流が複雑になり、腫れや内出血が出やすい傾向があります。

     

    術後1ヶ月

    ⚫︎術後2週間から4週間にかけて腫れや内出血が徐々に改善し、赤みも落ち着いてきます。

     

    術後3ヶ月

    ⚫︎術後3ヶ月から6ヶ月程度で最終的な仕上がりが安定し、傷跡も目立たなくなります。

     

    ダウンタイム中は創部への刺激を避け、医師から処方された軟膏やクリームを指示通りに塗布することが重要です。

    腫れや痛みの程度には個人差があるため、不安な症状があれば早めにクリニックに相談することをおすすめします。

    日常生活への復帰時期とアフターケアの方法

    デスクワークであれば、術後5日から1週間程度で復帰可能ですが、接客業など人前に出る仕事の場合は2週間程度の休養が推奨されます。

    修正手術後の腫れや内出血は個人差があり、メイクやメガネでカバーできる範囲も人によって異なります。

    術後の生活復帰とアフターケアの具体的な流れは以下の通りです。

    • 術後1日〜3日:安静にし、患部を冷却して腫れを抑えます
    • 術後翌日:洗顔やシャワーは可能ですが、創部を濡らさないように注意が必要です
    • 術後1週間:アイメイクが可能になりますが、創部への刺激は避けることが重要です
    • 術後2週間:軽い運動が再開できますが、激しい運動や長時間の入浴は控えてください
    • 術後1ヶ月:激しい運動や長時間の入浴を控えつつ、日常生活に完全に復帰できます

    万が一、トラブルが生じた場合は早めにクリニックに連絡し、適切な対応を受けることが大切です。

    目頭切開修正手術に関するよくある質問

    ここでは、目頭切開修正手術に関する以下の、質問について紹介します。

    • 目頭切開のやり直し(修正)はどの程度の期間を開ければいい?
    • 目頭切開修正を周囲にバレずにするには?
    • 目頭切開修正の痛みは?
    • 目頭切開修正の修正にかかる費用や時間は?

    目頭切開のやり直し(修正)はどの程度の期間を開ければいい?

    目頭切開の修正手術は、初回手術から最低3ヶ月、理想的には6ヶ月以上の期間を空けることが推奨されます。

    修正手術は、腫れや炎症が完全に落ち着き、組織が安定してからでないと、正確なデザインや安全な施術が難しいためです。

    術後の経過期間組織の状態修正手術への適応
    〜3ヶ月腫れは落ち着いてくるが、組織はまだ硬い推奨されない
    〜6ヶ月瘢痕組織が安定し、皮膚の柔軟性が戻る修正手術に適したタイミング
    〜12ヶ月組織が完全に安定し、最終的な形が定まる判断・修正に最も適した状態

    修正手術は、少なくとも3ヶ月以上の期間を空けることで、安全かつ効果的な修正手術が可能になります。

    目頭切開修正を周囲にバレずにするには?

    長期休暇の利用、メイクやメガネでのカバー、オンラインカウンセリングの活用により、周囲にバレずに修正手術を受けることが可能です。

    修正手術後のダウンタイムは1〜2週間程度のため、適切なスケジュール管理とカバー方法を組み合わせることで、目立たずに回復期間を過ごせます。

    具体的な方法としては、以下のような手段が有効です。

    • 長期休暇を利用して外出を控える
    • 術後はマスクやフレームの太いメガネで目元をカバー
    • コンシーラーやアイシャドウを使って内出血や腫れを隠す
    • 自宅や職場から離れたクリニックを選択して通院することで、知り合いに遭遇するリスクを減らす
    • オンラインカウンセリングで事前相談を行い、通院回数を最小限に抑える
    • 腫れや変化を目立たせにくいメイク方法を事前に研究しておく
    • 花粉症やものもらいなどの言い訳を用意しておく

    これらの方法を組み合わせることで、修正手術後のダウンタイムを目立たずに過ごし、周囲にバレるリスクを減らせるでしょう。

    目頭切開修正の痛みは?

    修正手術は局所麻酔下で行われるため、手術中の痛みは少ないでしょう。

    術後当日から3日程度は軽度から中程度の痛みはありますが、医師から処方される痛み止めで対応できる程度です。

    術後1週間程度で痛みは大幅に軽減され、日常生活に支障をきたすことはほとんどありません。

    痛みの程度には個人差があるため、不安な場合は医師に詳しく相談することが大切です。

    目頭切開修正の修正にかかる費用や時間は?

    目頭切開修正の費用は20万円から40万円程度、手術時間は1時間から2時間程度が一般的で術式や範囲により変動します。

    修正手術は初回手術より高度な技術を要するため、費用が高い傾向にあります。

    当院では、目頭切開と目頭切開修正(逆Z法)を同じ価格帯で提供していますので、気になる方は料金表をご確認ください。

    目頭切開修正はクリニック選びを慎重に検討しよう

    目頭切開の修正は、切りすぎた場合の蒙古襞形成や効果不足による再手術など、個人の状況に応じた適切な術式選択が重要です。

    修正手術のダウンタイムは初回より長く、完全回復まで2〜3ヶ月を要しますが、仕事復帰は1週間程度で可能です。

    費用は20〜50万円が目安となります。

    自然な仕上がりを実現するためには、他院修正の実績豊富な医師選びと、複数クリニックでのカウンセリング比較が不可欠です。

    周囲にバレずに修正したい方は、休暇の取り方やメイクでのカバー方法も含めて慎重に計画を立てましょう。

    当院では、無料のカウンセリングだけでも可能なので、相談したい方は以下のカウンセリングフォームからご予約ください。

    【Another clinic 】カウンセリング予約フォーム▶

    西山 慶
    この記事の監修者

    院長

    西山 慶

    日本大手の美容外科クリニックで院長を務め、クリニック内ランキングでは目元切開の分野において、全国エリア症例数No.1を獲得しておりました。
    どんなことでもお気軽にご相談ください。

    経歴

    • ⽇本⼤学医学部 卒業
    • 社会医療法⼈社団 順江会 江東病院 初期臨床研修
    • 順天堂⼤学医学部 形成外科学講座 ⼊局
    • 湘南美容クリニック ⼊職
    • 池袋⻄⼝院・東⼝院、横浜院に勤務
    • 湘南美容クリニック宇都宮院院⻑就任
    • 湘南美容クリニック表参道院院⻑就任

    某⼤⼿美容クリニックランキング

    • 『たれ⽬形成』2022上期/2022下期/2023上期症例数全国No.1
    • 『⽬尻切開』2022上期/2022下期/2023上期症例数全国No.1
    • 『全切開⼆重』2022下期/2023上期症例数東京No.1
    • 『⽬頭切開』2022下期/2023上期症例数東京No.1

    所属学会

    • 日本美容外科学会専門医
    • 日本形成外科学会会員
    • 日本先進医療医師会会員