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二重切開で起きる失敗例とは?後戻りや左右差が起こる原因を解説

目元施術
#二重施術

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    西山 慶
    この記事の監修者

    院長

    西山 慶

    日本大手の美容外科クリニックで院長を務め、クリニック内ランキングでは目元切開の分野において、全国エリア症例数No.1を獲得しておりました。
    どんなことでもお気軽にご相談ください。

    「二重切開の失敗が怖くて施術に踏み切れない」そんな悩みを抱えていませんか?

    二重切開はリスクがある施術ですが、事前の情報収集と適切なクリニック選びで失敗確率を下げることは可能です。

    この記事では、二重切開の具体的な失敗例から後戻りや左右さが起きる原因まで詳しく解説します。

    現在、当院で修正手術した症例をinstagramなどで紹介しているので、気になる方はチェックしてみてください。

    二重切開で起きる失敗例

    ここからは、二重切開手術で実際に起こりうる失敗例を紹介します。

    • 二重幅が狭かった・広かった
    • 二重幅の左右さが目立つ
    • 二重幅が平行にならなかった
    • 傷跡が目立った
    • 後戻りした
    • ハム目になった

    二重幅が狭かった・広かった

    「思ったより幅が狭い」「逆に広すぎて不自然」と感じるケースは、二重切開のご相談の中でも特に多いトラブルのひとつです。

    主な原因は、術前のシミュレーション不足や、医師とのイメージ共有が不十分なことです。

    理想の仕上がりをしっかりと擦り合わせないまま手術を進めると、希望よりも不自然に広かったり、逆に狭すぎたりすることがあります。

    切開法は一度ラインを形成すると元に戻すのが難しく、修正には高い技術が求められます。

    特に、広すぎるラインを狭くする手術は難易度が高く、まぶたの状態によっては修正できない場合もあります。

    二重幅の左右さが目立つ

    二重切開の失敗例として、左右の二重幅に差が出てアンバランスな印象になるケースがあります。

    二重幅に左右差が出るのは、医師の技術不足が主な原因です。人間の目はもともと完全な左右対称ではないため、わずかな違いでも目立ちやすくなります。

    失敗を防ぐには、次の対策が効果的です。

    • 術前カウンセリングで左右差について具体的に相談する
    • 実績が豊富な医師に施術を依頼する
    • シミュレーションで両目のバランスを必ず確認する

    二重幅が平行にならなかった

    平行型の二重を希望したにもかかわらず、末広型や部分的に平行でない仕上がりになる失敗例があります。

    主な原因には、以下の要素が挙げられます。

    • 蒙古襞(もうこひだ)の張りを正しく評価していない
    • まぶたの皮膚の厚み・脂肪の量を十分に考慮しない施術
    • 平行型形成に必要な技術を医師が十分に持っていない

    実績のあるクリニックでも、目の構造によっては平行型の形成は難しい場合があります。

    失敗を防ぐためには、次のような対応が重要です。

    • 平行型の症例数が多い医師を選ぶ
    • 自分の目の構造で平行型が可能かどうかを事前にしっかり診断してもらう
    • 必要に応じて目頭切開の併用を検討する

    傷跡が目立った

    二重切開手術において、切開ラインの傷跡が予想以上に目立ち、メイクでも隠しきれない状態になることがあります。

    傷跡が目立つ原因として、以下の要因が挙げられます。

    • 医師の縫合技術不足
    • 患者の体質(ケロイド体質など)
    • 術後のケア不足
    • 切開ラインの位置が不適切

    閉眼時に傷跡が目立つのは、切開位置が原因の場合があります。

    後戻りした

    切開法で作った二重ラインが、時間の経過とともに薄くなったり、消失したりする後戻りのリスクがあります。

    切開法は埋没法と比較して持続性が高いとされていますが、リスクがゼロになるわけではありません。

    後戻りの主な原因は、以下の要素が考えられます。

    • 皮膚の癒着が不十分
    • まぶたの脂肪量が多い
    • 医師の固定技術不足

    とくに以下の特徴を持つ方は、後戻りが起こりやすい傾向にあります。

    特徴後戻りのリスク
    皮膚が厚いラインが浅くなる・消失しやすい
    まぶたに脂肪が多い内部の癒着が弱くなりやすい

    後戻りは、再手術を検討するケースにもつながるため、医師選びと術後の自己管理は慎重に行いましょう。

    ハム目になった

    ハム目は、まぶたに段差ができて腫れぼったく見える状態で、見た目が不自然になるのが特徴です。

    ハム目の原因には、以下のような要素が挙げられます。

    • 二重幅を広く取りすぎた
    • 皮膚や脂肪の切除量が不適切だった
    • 縫合時の調整ミスがあった

    ハム目は幅を広く取りすぎている際は修正が難しい場合も多く、見た目だけでなく精神的な負担も大きくなります。

    ハム目を防ぐために重要なのは、以下のポイントです。

    • 自分のまぶたの厚みに合った自然な二重幅を選ぶ
    • 欲張らず、ナチュラルな仕上がりを重視する
    • 経験豊富な医師に相談し、丁寧なシミュレーションを受ける

    失敗した二重切開を「Another clinic」で修正した事例

    この症例写真は、他院で全切開を受けたけど食い込みが浅く、まつ毛のキワがみえなかったり、左右さがあったりする目を治したいというお客様の症例です。

    施術内容は、まつ毛のキワが見えるように皮膚のたるみを切除した後に、二重を作成し直しています。

    今回は、全切開のダウンタイムが取れないので、上眼瞼皮膚たるみ取りと埋没法で実施しました。

    費用の詳細は、料金表をご覧ください。

    そもそも二重切開が失敗する原因とは?

    ここでは、二重切開手術が失敗してしまう根本的な原因を紹介します。

    • カウンセリングでの認識のズレ
    • 医師の技術・経験不足
    • 術後の不適切なセルフケア

    カウンセリングでの認識のズレ

    二重切開の失敗で多い原因が、カウンセリング時の認識のズレです。

    患者様が理想とする二重幅とラインの形が、医師に正確に伝わっていないケースがあります。

    たとえば、「5mmの平行型を希望したのに、3mmの末広型になった」といった認識のズレが生じる主な原因は、以下のとおりです。

    • 術前シミュレーションが不十分
    • まぶたの構造的な制約について説明不足
    • 患者が現実的でない期待を抱いたまま手術に進んでしまう

    ズレを防ぐためには、以下の対策が有効です。

    • 複数の症例写真を持参して具体的なイメージを提示する
    • 希望する形状や幅を数値や写真で明確に伝える
    • 目の構造的な限界について説明を受ける

    医師の技術・経験不足

    二重切開の失敗原因として多いのが、担当医師の技術力や経験の不足です。

    切開手術では、まぶたの構造に合わせた判断と、細かな操作の正確性が求められます。

    とくに以下のような項目で経験の差が結果に影響します。

    施術工程技術不足によるリスク
    皮膚や脂肪の切除切除不足による皮膚の被さりや食い込みの強すぎるハム目
    縫合技術傷跡の盛り上がりや赤みの長期化
    左右差の調整目のバランス崩壊・アンバランスな仕上がり

    大手クリニックでも、医師による症例数や実績に差があり、担当医の選定が仕上がりに大きく影響します。

    医師選びの失敗を防ぐには、以下の点を確認しましょう。

    • 二重切開の症例数と実績年数
    • 美容外科専門医・形成外科専門医などの資格
    • 実際の症例写真(ビフォーアフター)

    可能であれば、症例数の多い医師を指名するのがおすすめです。

    術後の不適切なセルフケア

    患者自身による術後ケアの不備は、二重切開の仕上がりに影響する要因のひとつです。

    手術が成功していても、術後の過ごし方に問題があれば、腫れの長期化や傷跡の悪化を招くことがあります。

    実際に報告されているセルフケアの失敗例は、以下のとおりです。

    誤った行動起こり得る影響
    術後すぐに激しい運動をした腫れや内出血の悪化・回復の遅れ
    アイメイクを早期に再開傷跡の悪化・感染リスクの上昇
    目を頻繁にこすった癒着が弱くなり二重ラインが不安定になる
    薬の使用を怠った炎症の長期化や治癒の遅延
    飲酒・長風呂・運動を控えなかった血行促進により腫れが強まる

    術後のセルフケアは、医師の指示通りに行動しましょう。

    二重切開の一般的なダウンタイムの経過

    ここでは、二重切開手術後のダウンタイムの経過について詳しく紹介します。

    • 術後1週間:腫れ・内出血のピーク期
    • 術後1〜4週間:腫れが徐々に引く回復期
    • 術後3〜6ヶ月:完成に向けた安定期

    術後1週間:腫れ・内出血のピーク期

    二重切開後の最初の1週間は、腫れと内出血が現れやすい時期です。術後2〜3日目にピークを迎え、目が開けづらくなることもあります。

    痛みや違和感も強い場合は、処方された鎮痛薬を使用しましょう。

    術後1〜4週間:腫れが徐々に引く回復期

    術後1〜4週間頃は、炎症がおさまり、組織の修復が進行します。1〜2週間で腫れが軽減し、人前に出られる程度に回復する方もいます。

    ただし、まだ仕上がりではなく、「幅が狭い」「左右差がある」と感じやすい時期です。

    術後3〜6ヶ月:完成に向けた安定期

    腫れや内出血が完全に落ち着き、二重ラインが安定します。傷跡も白く目立たなくなり、すっぴんでも自然な印象に近づきます。

    この時期に仕上がりを判断し、必要であれば修正の相談が可能です。

    二重切開を失敗しないための術前チェックポイント

    ここでは、二重切開の失敗を未然に防ぐための術前チェックポイントを紹介します。

    • 納得いくまでの徹底カウンセリング
    • 医師の症例写真の入念チェック

    納得いくまでの徹底カウンセリング

    理想の二重を実現するためには、施術前のカウンセリングがとても重要です。

    当院では、お客様の希望や目元の状態を丁寧に確認し、一人ひとりに合った施術方法をご提案します。

    言葉で伝えるのが難しい場合は、理想に近い写真をお持ちいただくのもおすすめです。

    まぶたの厚みや目の開き具合などを見極め、必要に応じて別の施術を組み合わせることも大切です。

    納得いくまでしっかり話し合い、不安や疑問を解消したうえで、最適な方法をご提案いたします。

    現在、YouTubeで目頭切開を検討している方に向けて動画で解説しているので、興味がある方はチェックしてみてください。目元切開を考えている人は見て!【目上切開、目頭切開、たれ目形成、目尻切開、外科的涙袋形成、目尻靭帯移動】

    医師の症例写真の入念チェック

    医師の技術力を見極めるためには、症例写真も丁寧にチェックしましょう。症例写真は、自分の希望に近い仕上がりが実現可能かを事前に確認できます。

    掲載数が少ない場合は、追加の症例をみせてもらえるか確認してみましょう。

    現在、当院で目元施術した症例写真をInstagramで公開しているので、興味がある方はチェックしてみてください。

    二重切開の失敗に関するよくある質問

    ここでは、二重切開の失敗に関して患者様から寄せられることが多い質問について詳しく紹介します。

    • 二重切開は何回までできる?
    • 二重切開の修正にかかる料金相場は?
    • 二重切開の修正手術はいつからできる?
    • 二重切開で失敗したら返金される?

    二重切開は何回までできる?

    二重切開に明確な上限はありませんが、一般的に3回程度が限界です。

    手術を重ねるごとにまぶたの組織が傷み、癒着や傷跡、血流悪化により回復が難しくなるためです。

    修正を繰り返すと自然な仕上がりが困難になるため、初回で信頼できる医師を選ぶ点が重要です。

    二重切開の修正にかかる料金相場は?

    二重切開の修正費用の相場は、約15万円〜50万円で、初回手術よりも高額になるケースもあります。

    修正手術は初回手術よりも技術的に難しい場合や、手術時間も長くなることが多いためです。

    当院では、二重切開と修正費用は同価格帯で提供していますので、気になる方は料金表をチェックしてみてください。

    二重切開の修正手術はいつからできる?

    二重切開の修正は、基本的に術後3〜6ヶ月経過してからがおすすめです。

    術後3ヶ月以内は、まぶたの組織が治癒しやすく、二重ラインが安定するまで時間がかかるためです。

    ただし、明らかな左右差や傷跡の問題がある場合は、医師の判断で早期修正ができる場合もあります。

    二重切開で失敗したら返金される?

    全額返金されるケースは稀で、返金額は保証制度の内容や失敗の内容によって異なります。

    返金が認められるかどうかは、医療ミスの有無や契約内容に大きく左右されます。

    返金の有無は、以下の点に注意しましょう。

    • 契約時に保証制度の内容を必ず確認する
    • クリニックごとに返金・修正の対応方針が異なる
    • トラブル時はまずクリニックに相談し、それでも解決しない場合は消費者センターや弁護士へ相談する

    二重切開で失敗したら?修正が上手なクリニックへ相談しよう

    二重切開で起こる失敗の多くは、カウンセリングの不十分さ、医師の技術不足、そして術後ケアのミスが原因です。

    ハム目・左右差・傷跡などを防ぐためには、術前にしっかり相談し、信頼できる医師を選ぶことが大切です。

    万が一、思うような仕上がりにならなかった場合でも、適切なタイミングで修正手術は可能です。

    ただし、費用やリスクを考えると、最初のクリニック選びが何より重要です。

    当院では、日本美容外科学会専門医の認定を受けた西山がカウンセリングから施術、術後の経過まで一貫して担当いたしますので、どうぞご安心ください。

    患者さま一人ひとりの悩みに寄り添い、最適な施術プランをご提案いたします。

    【Another clinic 】カウンセリング予約フォーム▶

    西山 慶
    この記事の監修者

    院長

    西山 慶

    日本大手の美容外科クリニックで院長を務め、クリニック内ランキングでは目元切開の分野において、全国エリア症例数No.1を獲得しておりました。
    どんなことでもお気軽にご相談ください。

    経歴

    • ⽇本⼤学医学部 卒業
    • 社会医療法⼈社団 順江会 江東病院 初期臨床研修
    • 順天堂⼤学医学部 形成外科学講座 ⼊局
    • 湘南美容クリニック ⼊職
    • 池袋⻄⼝院・東⼝院、横浜院に勤務
    • 湘南美容クリニック宇都宮院院⻑就任
    • 湘南美容クリニック表参道院院⻑就任

    某⼤⼿美容クリニックランキング

    • 『たれ⽬形成』2022上期/2022下期/2023上期症例数全国No.1
    • 『⽬尻切開』2022上期/2022下期/2023上期症例数全国No.1
    • 『全切開⼆重』2022下期/2023上期症例数東京No.1
    • 『⽬頭切開』2022下期/2023上期症例数東京No.1

    所属学会

    • 日本美容外科学会専門医
    • 日本形成外科学会会員
    • 日本先進医療医師会会員