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二重切開のダウンタイムの症状は?術後の経過や正しい過ごし方を解説

目元施術
#二重施術

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    西山 慶
    この記事の監修者

    院長

    西山 慶

    日本大手の美容外科クリニックで院長を務め、クリニック内ランキングでは目元切開の分野において、全国エリア症例数No.1を獲得しておりました。
    どんなことでもお気軽にご相談ください。

    二重切開を検討しているけれど、ダウンタイムの症状や期間、仕事復帰のタイミングがわからず不安に感じていませんか?

    適切なダウンタイムの過ごし方を知ることで、腫れや内出血を最小限に抑え、周囲にバレずに理想の二重に近づけます。

    この記事では、二重切開のダウンタイム症状や経過を解説します。

    現在、当院で修正手術した症例をYouTubeで紹介しているので、気になる方はチェックしてみてください。

    つり目が大きい目に!激変する過程を医師が解説【たれ目形成】

    二重切開のダウンタイム症状

    ここからは、二重切開手術後に現れるダウンタイムの症状を紹介します。

    • 腫れ
    • 内出血
    • 傷跡

    腫れ

    二重切開のダウンタイム期間でもっとも不安に感じやすいのが腫れです。

    強い腫れによってまぶたが重く感じたり、目を開けにくく感じたりします。

    腫れを早く引かせるには冷却したり、頭を高くして寝たり、塩分を控えるなどのケアが効果的です。

    具体的な腫れの経過は、以下のとおりです。

    経過時期腫れの状態
    術後1日目腫れが始まる
    術後2〜3日目ピークに達する
    術後1週間徐々に落ち着き始める(抜糸の時期)
    術後2週間メイクでのカバーが可能な程度に回復
    術後1ヶ月ほぼ自然な状態に近づく

    内出血

    二重切開のダウンタイム中に腫れと並んで起きやすいのが内出血です。まぶたに赤紫色のあざのような変色がでるため、見た目が気になる方も多くいます。

    しかし、腫れと同様に内出血は一時的なものであり、徐々に薄れて自然に消えていきます。

    どうしても気になる場合は、抜糸後から可能になるアイメイクでコンシーラーを使ってカバーするのがおすすめです。

    以下に、内出血の主な変化の流れをまとめています。

    時期内出血の状態
    術後〜3日目紫色・赤紫色が濃くでる
    4〜7日目紫から黄色味へと変化
    1〜2週間後徐々に薄くなり目立たなくなる
    3週間後色が完全に消えるまで少し時間がかかるケースもある

    傷跡

    目頭切開による二重整形では、術後の傷跡が完全に消えない場合があります。

    傷跡は適切なケアをすれば時間の経過とともに傷跡は目立たなくなっていくため、過度に心配する必要はありません。

    また、日常生活では紫外線による色素沈着を防ぐために、サングラスや帽子などでの紫外線対策を意識しましょう。

    【症例写真】二重切開のダウンタイムの経過

    ここでは、二重切開手術後のダウンタイム経過を時系列で詳しく紹介します。

    • 抜糸前
    • 抜糸後
    • 術後1ヶ月
    • 術後3ヶ月

    抜糸前

    術後1週間以内は、腫れや内出血が起きやすい時期です。この時期は、目を開けづらく感じたり、見た目にも変化がでたりする場合があります。

    傷口には保護テープやガーゼが貼られており、洗顔やメイクは控えましょう。

    腫れや内出血が強くでている際は、仕事や外出を避け、自宅で安静に過ごしてください。

    抜糸後

    術後1〜2週間は、回復を実感し始めるタイミングです。抜糸によって傷口が落ち着き、腫れもゆっくり引いていきます。

    まぶたにはまだ腫れや重たさが残るものの、内出血は黄色っぽく変化し、治りかけのサインが見られます。

    術後1ヶ月

    術後1ヶ月が経過すると、見た目の大きな変化はほとんどなくなります。腫れやむくみはほぼ解消し、肌の色も自然な状態に戻っています。

    二重のラインは安定してくっきりと現れ、仕上がりを実感しやすい時期です。

    気になる赤みがある場合は、紫外線対策や処方薬でのケアを継続しましょう。

    術後3ヶ月

    術後3ヶ月を迎えると、二重のラインは安定し、仕上がりもほぼ完成します。赤みはかなり目立たなくなり、肌の質感も自然に戻ってきます。

    ノーメイクでも違和感のない見た目となり、自信を持って過ごせるようになる時期です。

    当院で、全切開二重をした症例をショート動画にまとめているので、気になる方はチェックしてみてください。

    二重切開のダウンタイムの正しい過ごし方

    ここでは、二重切開手術後のダウンタイムの正しい過ごし方を紹介します。

    • 術後の正しい冷却方法
    • 安静時の適切な姿勢
    • 食事で気をつけるポイント
    • ダウンタイム中のNG行動

    術後の正しい冷却方法

    術後24時間以内は腫れのピークとなるため、重点的に冷却を行うことが大切です。

    基本的な冷却方法は、以下のとおりです。

    冷却アイテム使用時の注意点
    保冷剤必ずタオルで包み、直接肌に触れないようにする
    氷嚢・冷凍食品タオルで巻いて清潔を保つ
    冷たい濡れタオル肌に優しく、短時間の使用向き

    保冷剤の場合、直接肌に当てると凍傷のリスクがあるため、必ずタオル越しに使用してください。

    冷却の頻度は、以下のとおりです。

    • 1回あたり10〜15分
    • 1日4〜6回を目安に実施
    • 冷却の間には休憩を挟む

    冷やしすぎると血行が悪くなり、かえって治癒が遅れる可能性もあります。冷却中に違和感や強い痛みを感じた場合は、すぐに中止しましょう。

    安静時の適切な姿勢

    二重切開のダウンタイム期間中は、姿勢によって腫れやむくみの程度が変わります。

    とくに重要なのは、頭部を心臓より高く保つことです。重力の働きによって、血液やリンパの流れが促進され、顔への水分の滞留が減少します。

    就寝時や休憩時には、以下のような工夫をしましょう。

    • 枕を2〜3個重ね、頭を約30度高く保つ
    • リクライニングチェアやベッドの角度調整機能を活用する
    • うつぶせ寝は避け、仰向けの状態をキープする
    • 横向きで寝る際は、手術側を下にしない

    慣れない姿勢で眠れない場合は、タオルやクッションを使って高さや角度を調整してみましょう。

    食事で気をつけるポイント

    二重切開後のダウンタイム中は、食事内容が回復のスピードに影響します。

    とくに塩分を控え、タンパク質やビタミンCを意識して摂ることが大切です。塩分の多い食事はむくみを引き起こし、腫れが長引く原因になります。

    一方で、タンパク質は組織の修復を助け、ビタミンCはコラーゲンの生成をサポートします。

    以下に、推奨される食材と期待できる効果をまとめました。

    推奨される食材期待できる効果
    鶏肉、魚、大豆製品タンパク質による組織修復
    野菜、柑橘類ビタミンCによる傷の治癒促進
    バナナ、スイカ、きゅうりカリウムによるむくみ解消
    カボチャ、海藻類亜鉛による細胞再生サポート

    ダウンタイム中のNG行動

    二重切開後のダウンタイム中の代表的なNG行動は、以下のとおりです。

    NG行動影響・理由
    コンタクトレンズの早期装着まぶたに刺激を与え、傷口が開く恐れがある
    長時間の入浴・サウナ血行が促進され、腫れや内出血のリスクがある
    激しい運動血圧や体温の上昇により回復を妨げる
    飲酒・喫煙炎症反応を促進し、傷の治癒が遅れる

    術後の傷口はデリケートな状態にあり、刺激や血行の促進が腫れや内出血、感染の原因になることがあります。

    不適切な行動をとると、ダウンタイムが長引いたり、回復に悪影響を及ぼす可能性があるため、注意しましょう。

    術後すぐコンタクトを装着しない

    二重切開術後のコンタクトレンズ装着は、抜糸が終わるまでは控えましょう。

    コンタクト装着は、まぶたを引っ張る動作が傷口に負担をかけるうえ、雑菌が入りやすくなるためです。

    さらに、術後は涙の分泌量が一時的に変化することがあり、コンタクトがうまくフィットしない可能性もあります。

    抜糸前の1週間以内は装着を避け、抜糸後も違和感があれば数日空けてから使用しましょう。

    コンタクトの装着を再開する際は以下のような点に注意してください。

    • 最初は短時間の装着から始める
    • 装着前後の手洗いを徹底する
    • できるだけ使い捨てタイプを使う
    • 異常を感じたらすぐ外し、メガネに切り替える

    長時間入浴は避ける

    二重切開後のダウンタイム中は、長時間の入浴を避けましょう。

    熱いお湯に浸かると血管が拡張され、血行が促進されすぎて腫れや内出血を悪化させる恐れがあります。

    また、高湿度の環境は傷口の治癒を妨げることもあります。術後3日間は顔を濡らさないよう注意し、軽いシャワーのみにとどめましょう。

    術後1週間が経過するまでは、湯船に浸かるのは避けてください。

    入浴の際は、次の点に気をつけましょう。

    • シャワーの温度は38度程度のぬるま湯に設定する
    • 入浴時間は10分以内に収める
    • 洗髪時は顔にお湯がかからないようにする
    • 入浴後はまぶたを冷やしてクールダウンする

    洗髪が難しい場合は、ドライシャンプーの活用もおすすめです。

    激しい運動を避ける

    二重整形切開後のダウンタイム中は、激しい運動を控えるのが大切です。運動による血圧上昇は血管に負担をかけ、内出血や腫れを悪化させる原因になります。

    また、発汗によって傷口が不衛生になり、感染リスクも高まります。術後すぐは体を休め、回復を妨げないよう注意しましょう。

    できるだけむくみには気をつける

    二重切開後のダウンタイム中にむくみを抑えることで、腫れの早期回復が期待できます。

    むくみは体内の水分バランスの乱れで起こり、顔はとくに重力の影響を受けやすい部位です。適切なケアを行わないと、腫れが長引く原因になります。

    日常生活の中で、以下のような対策を意識しましょう。

    • 塩分は1日6g以下を目安にする
    • 夜遅くの水分摂取を控える
    • 長時間同じ姿勢でいない
    • 医師の許可がでるまで顔のマッサージは控える

    食事面では、カリウムを含む食材の摂取が効果的です。

    食材むくみ対策に期待できる成分
    バナナ、スイカ、きゅうりカリウム(余分なナトリウムを排出)
    海藻類、豆類ミネラル(代謝促進・水分バランス調整)

    また、1日7〜8時間の良質な睡眠をとることも、体内の循環を整えるうえで効果的です。

    むくみ対策は一度きりではなく、毎日の積み重ねが重要です。

    禁煙・飲酒は避ける

    二重切開後のダウンタイム中は、喫煙と飲酒を避けることが重要です。どちらも血流や免疫に悪影響を及ぼし、回復を遅らせる原因となります。

    具体的には、以下のような作用があります。

    行動体への影響
    喫煙(ニコチン)血管を収縮させ、血流を悪化・治癒が遅れる
    飲酒(アルコール)血管を拡張させ、内出血を悪化させる可能性がある

    二重切開のダウンタイムに関するよくある質問

    ここでは、二重切開手術を検討している方や術後のダウンタイム中に多く寄せられる質問を紹介します。

    • 二重切開した後は何日間休んだ方がいい?
    • 二重切開の左右差が気になる場合は?
    • 二重切開をした周囲への言い訳は?
    • 二重切開は保険適応できる?

    二重切開した後は何日間休んだ方がいい?

    理想は1〜2週間で、最低でも3〜5日の休暇を確保するのがおすすめです。

    職種や働く環境によって必要な休暇日数は変わりますが、腫れや内出血が目立つ期間は術後1週間程度続きます。

    二重切開の左右差が気になる場合は?

    ほとんどの左右差は一時的なものですが、術後3〜6ヶ月は経過をみましょう。

    手術直後に左右差が出るのはよくあることで、ほとんどが腫れや内出血によるものです。

    二重切開をした周囲への言い訳は?

    二重切開後に使いやすい言い訳の例は、以下のとおりです。

    • 医療系の理由:「ものもらいで治療中」「アレルギーが悪化した」「結膜炎になった」
    • 生活習慣の理由:「寝不足でむくんでいる」「花粉症で目が腫れている」「コンタクトが合わず炎症が出た」
    • 外的なトラブル:「目に異物が入って傷ついた」「化粧品でかぶれた」「虫に刺された」

    大切なのは、言い訳に一貫性を持たせ、不自然な説明にならないよう注意することです。

    二重切開は保険適応できる?

    美容目的の二重切開は保険適用外で、費用は全額自己負担です。

    ただし、視野の障害や逆さまつげなど、医学的な問題がある場合は保険が適用される可能性があります。気になる方はまず眼科を受診し、相談してみましょう。

    二重切開のダウンタイムを短くするには経験豊富な医師に相談しよう

    二重切開のダウンタイムは、術後2〜3日目に腫れと内出血のピークを迎えます。

    最低でも3〜4日、理想的には1週間程度の休暇を確保すると安心して回復に専念できるでしょう。

    ダウンタイム期間は、コンタクトや運動、飲酒など回復を妨げる行動は避けるようにしましょう。

    当院では、目元施術のプロフェッショナルが患者様のなりたい目元のイメージを追求しています。二重切開はもちろん、目頭切開や二重埋没など悩みにあわせた施術に対応しているので、目元のお悩みを抱えている方はぜひ以下のフォームからカウンセリングをお申し込みください。

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    西山 慶
    この記事の監修者

    院長

    西山 慶

    日本大手の美容外科クリニックで院長を務め、クリニック内ランキングでは目元切開の分野において、全国エリア症例数No.1を獲得しておりました。
    どんなことでもお気軽にご相談ください。

    経歴

    • ⽇本⼤学医学部 卒業
    • 社会医療法⼈社団 順江会 江東病院 初期臨床研修
    • 順天堂⼤学医学部 形成外科学講座 ⼊局
    • 湘南美容クリニック ⼊職
    • 池袋⻄⼝院・東⼝院、横浜院に勤務
    • 湘南美容クリニック宇都宮院院⻑就任
    • 湘南美容クリニック表参道院院⻑就任

    某⼤⼿美容クリニックランキング

    • 『たれ⽬形成』2022上期/2022下期/2023上期症例数全国No.1
    • 『⽬尻切開』2022上期/2022下期/2023上期症例数全国No.1
    • 『全切開⼆重』2022下期/2023上期症例数東京No.1
    • 『⽬頭切開』2022下期/2023上期症例数東京No.1

    所属学会

    • 日本美容外科学会専門医
    • 日本形成外科学会会員
    • 日本先進医療医師会会員