index

「二重切開の抜糸っていつするの?」「痛みはどのくらいあるの?」といった疑問や不安をおもちではないでしょうか。
二重切開が成功するかどうかは、手術そのものだけでなく、術後のケアや過ごし方も大きく影響します。とくに抜糸前後の時期は、まぶたがデリケートなため、誤った過ごし方をするとダウンタイムが長引いたり傷跡が残ってしまうこともあります。
この記事では、二重切開の抜糸のタイミングや処置の流れ、抜糸時の痛み、抜糸前後のケア方法まで詳しく解説します。抜糸に関する疑問や不安を解消したい方は、ぜひ最後までご覧ください。
二重切開とは

二重切開は、まぶたを切開して二重ラインを形成する美容整形手術です。主に全切開法と部分切開法の2種類があり、まぶたの状態や希望する仕上がりによって選択されます。
全切開法は、まぶたを広範囲に切開する方法で、はっきりとした二重ラインを半永久的にキープできるのが特徴です。一方、部分切開法は必要な範囲のみを切開する方法で、ダウンタイムが比較的短いというメリットがあります。
切開法では、メスで切った部分を医療用の糸で縫合するため、術後には抜糸が必要です。一般的に、抜糸は手術から1週間ほどたったころに行います。
二重切開の抜糸はいつ?痛み・所要時間を解説
ここからは、二重切開の抜糸時期や痛みの程度、抜糸にかかる時間や流れなどについて解説します。
抜糸前後の目元の状態をイメージしておきたい方は、下記のYouTube動画もぜひ参考にしてみてください。
抜糸時期は手術から約1週間後
二重切開の抜糸は一般的に、手術から1週間ほどたったころに行われます。
抜糸のタイミングが早すぎると傷が開くおそれがあり、逆に遅すぎると糸が皮膚に食い込み、色素沈着や傷跡が残るリスクがあります。医師が指定するタイミングを守って抜糸を行いましょう。
抜糸にかかる時間は5~10分程度
二重切開の抜糸は短時間で済む処置であり、処置自体にかかる時間は5~10分ほどです。抜糸の際に痛みを感じることは少なく、基本的には局所麻酔も使いません。
痛みがあるとしても、糸を引き抜く際に「チクッ」とする感覚がある程度なので、過度な心配は必要ないでしょう。
抜糸の手順と流れ
抜糸当日は、主に以下のような流れで処置が進みます。
- 受付、問診票の記入
- 処置室へ移動
- 消毒と写真撮影
- 抜糸処置
- 傷の確認と薬の塗布
- アフターケアの説明
抜糸当日は、受付で問診や体調確認を行い、処置室に案内されます。処置台に横になったら、医師がまぶたを消毒し、必要に応じて写真撮影を行います。その後、ピンセットとハサミで糸を取り除く流れが一般的です。
処置が終わると、傷の状態に合わせて抗生剤入りの軟膏を塗布し、アイシングや自宅でのケア方法に関する説明が行われます。最後に帰宅後の注意点や、次回の検診日についての説明を受けて終了です。
二重切開の抜糸まで・抜糸後の過ごし方のポイント

二重切開後の過ごし方や注意点は、抜糸前と抜糸後で異なる部分があります。ここからは、洗顔やメイク、コンタクトレンズの使用、入浴といった日常的な行動に関する注意点について見ていきましょう。
洗顔・メイク
二重切開後の洗顔やメイクに関する一般的な注意点を、抜糸前と抜糸後に分けて紹介します。
抜糸まで
手術当日は、基本的に洗顔ができません。目元を避け、濡らしたコットン等で顔全体をやさしく拭き取る程度にとどめましょう。
手術翌日からは、目元を避ければ洗顔が可能になります。洗顔する際は、まぶたに水や洗顔料がかからないよう注意しましょう。
傷口に水分や化粧品が触れると感染や炎症を引き起こすリスクがあるため、アイメイクや目元のスキンケアは控えてください。ベースメイクや日焼け止めを使用する際も、目元には触れないよう注意しましょう。
抜糸後
抜糸が終わったあとは、通常の洗顔が可能になります。ただし、傷跡はまだ完全には回復しておらず、まぶたの皮膚はまだデリケートな状態です。洗顔の際はゴシゴシこすらず、たっぷり泡立てた洗顔料で優しくなでるように洗いましょう。
アイメイクについても、医師の許可があれば再開できます。アイシャドウやマスカラを使用する際は、チップやブラシでまぶたを圧迫しないよう注意しましょう。クレンジングも刺激の少ないものを選び、まぶたには極力触れないことが大切です。
コンタクトレンズの使用
二重切開後のコンタクトレンズの使用に関して、一般的な注意点を抜糸前と抜糸後に分けて紹介します。
抜糸まで
二重切開の抜糸が完了するまでは、基本的にコンタクトレンズの装着はできません。
手術直後はまぶたが腫れて目が開きづらくなることも多く、無理にコンタクトを装着しようとすると、傷口に圧力や摩擦が加わり、治りが遅くなる原因になってしまいます。
抜糸後
抜糸が終わり、まぶたの腫れや違和感が落ち着いてきたら、医師の判断に基づいてコンタクトの使用を再開できます。ただし、抜糸直後はまだ皮膚が完全に回復していないため、短時間の使用から様子を見るとよいでしょう。
装着時に不快感や異常を感じた場合は、すぐに使用を中止して医師に相談してください。
シャワー・入浴
二重切開後のシャワーや入浴に関する一般的な注意点を、抜糸前と抜糸後に分けて紹介します。
抜糸まで
基本的には、手術の翌日からであれば首から下のシャワーは可能です。ただし、洗髪時や顔を洗うときに目元へ水がかからないよう注意する必要があります。
抜糸が終わるまでの間は、湯船に浸かることは避けたほうがが安全です。熱めのお湯や蒸気によって血流が促されると、腫れや内出血が悪化したり、傷口から出血するリスクが高まる可能性があります。
とくに術後数日間は傷口が完全にふさがっておらず、湯気や熱が刺激になりやすいため、シャワーもなるべく短時間で済ませることをおすすめします。
抜糸後
抜糸後は、通常のシャワーや短時間の入浴が可能になることが多いでしょう。抜糸後でも、目元を洗う際はゴシゴシこすらず、優しく洗い流すことが大切です。
湯船への入浴は、抜糸の翌日から短時間であれば許可される場合もあります。ただし、長風呂やサウナ、岩盤浴などの血行を促す行動は、腫れや内出血を悪化させる恐れがあるため術後2週間程度は避けたほうがよいでしょう。
二重切開の抜糸後のダウンタイム症状と経過

二重切開の抜糸後も、腫れや内出血、違和感などはしばらく続くでしょう。抜糸によって縫合糸は除去されますが、まぶたの内部では組織の炎症や修復が続いているため、腫れや痛みが完全になくなるまでには時間がかかります。
抜糸から数日間は、一時的に腫れが強まることがありますが、徐々に落ち着くため過度な心配は必要ありません。内出血も徐々に引き、1ヶ月以内には目立たなくなることがほとんどです。二重のラインも、3ヶ月後にはほぼ自然な形に整い、半年も経てば傷跡も目立たなくなるでしょう。
二重切開の仕上がりを綺麗にするためには、医師の指示に従いながら適切なアフターケアを継続することが大切です。異常な痛みや赤み、熱感などがある場合は、感染等のトラブルが考えられるため早めに医師に相談しましょう。
二重切開の抜糸に関するよくある質問

ここからは、二重切開の抜糸に関するよくある次の質問について回答します。
- 二重切開の抜糸の料金はどのくらいですか?
- 抜糸前に糸が取れたときはどうしたらいいですか?
- 抜糸が遅れるとどうなりますか?
- 他院でも二重切開の抜糸はできますか?
- 抜糸の取り残しがあったときはどうしたらいいですか?
二重切開の抜糸についてより詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
二重切開の抜糸の料金はどのくらいですか?
二重切開の手術を受けたクリニックで抜糸する場合、抜糸代は手術費用に含まれていることが多いため、追加料金はかからないケースが主です。
一方、他院で抜糸をする場合は、一般的には数千円〜15,000円程度の費用がかかります。費用をなるべく抑えたい方は、特別な事情がない限り、手術を受けたクリニックで抜糸するとよいでしょう。
抜糸前に糸が取れたときはどうしたらいいですか?
抜糸前に縫合糸が外れてしまった場合は、すぐに手術を受けたクリニックに連絡しましょう。糸が取れたまま放置すると、傷口が開いたり感染リスクが高まったりするおそれがあります。
取れた糸が1本だけだったとしても、再縫合が必要になることもあるため、自己判断で放置しないように注意しましょう。
抜糸が遅れるとどうなりますか?
抜糸のタイミングが遅れると、縫合部分の傷跡が残りやすくなったり、糸が皮膚に埋もれて炎症を引き起こしたりする可能性もあります。
糸が埋もれてしまうと取り出しが難しくなり、再切開が必要になるケースもあります。二重切開の仕上がりをよくするためにも、抜糸のスケジュールはしっかり守りましょう。
他院でも二重切開の抜糸はできますか?
他院で手術を受けた場合でも、多くの美容外科では抜糸のみを有料で受け付けています。ただし、縫合方法や糸の種類など手術の詳細がわからない場合は、対応に時間がかかることがあります。
そのため、特段理由がないのであれば、手術を行なったクリニックで抜糸をしたほうがよいでしょう。やむを得ず他院を利用する場合は、診療明細等を持参して情報共有するとスムーズです。
抜糸の取り残しがあったときはどうしたらいいですか?
まれに縫合糸を完全に取りきれず、まぶたに違和感が残ることがあります。取り残しがあると、炎症や化膿の原因になることがあるため、異変を感じたら早めにクリニックを受診しましょう。
感染が進行すると、再手術が必要になる可能性もあるため、放置せずに早めに対応することが大切です。抜糸後の違和感が続く場合は、念のため医師に確認してもらうことをおすすめします。
二重切開の仕上がりをよくするには抜糸前後のケアが大切

理想的な二重ラインを手に入れるためには、手術の技術だけでなく、術後の過ごし方も重要です。とくに抜糸前後はまぶたがデリケートな状態であるため、この記事で紹介したような正しいケアを心がけましょう。
抜糸のタイミングが遅れたり、自己判断でケアを進めたりすると、腫れが長引いたり傷跡が残ったりする原因になることもあります。手術後は、医師の指示に従いながら手術部位を清潔に保ち、まぶたへの刺激を極力避けることが大切です。
施術からアフターケアまで安心して任せたい方は、東京・銀座にある「Another clinic(アナザークリニック)」へご相談ください。「Another clinic」は、目元の整形に特化し、数多くの症例を手がけてきた実績あるクリニックです。
高い技術力と丁寧なアフターケアで、自然かつ魅力的な目元づくりをサポートいたします。理想の目元を手に入れたい方は、ぜひ下記のカウンセリングフォームからお気軽にお問い合わせください。
日本大手の美容外科クリニックで院長を務め、クリニック内ランキングでは目元切開の分野において、全国エリア症例数No.1を獲得しておりました。
どんなことでもお気軽にご相談ください。
経歴
- ⽇本⼤学医学部 卒業
- 社会医療法⼈社団 順江会 江東病院 初期臨床研修
- 順天堂⼤学医学部 形成外科学講座 ⼊局
- 湘南美容クリニック ⼊職
- 池袋⻄⼝院・東⼝院、横浜院に勤務
- 湘南美容クリニック宇都宮院院⻑就任
- 湘南美容クリニック表参道院院⻑就任
某⼤⼿美容クリニックランキング
- 『たれ⽬形成』2022上期/2022下期/2023上期症例数全国No.1
- 『⽬尻切開』2022上期/2022下期/2023上期症例数全国No.1
- 『全切開⼆重』2022下期/2023上期症例数東京No.1
- 『⽬頭切開』2022下期/2023上期症例数東京No.1
所属学会
- 日本美容外科学会専門医
- 日本形成外科学会会員
- 日本先進医療医師会会員