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二重切開はやめたほうがいい?後悔しないための5つのポイントを解説

目元施術
#二重施術

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    西山 慶
    この記事の監修者

    院長

    西山 慶

    日本大手の美容外科クリニックで院長を務め、クリニック内ランキングでは目元切開の分野において、全国エリア症例数No.1を獲得しておりました。
    どんなことでもお気軽にご相談ください。

    「二重切開はやめたほうがいい」「失敗して後悔した」という声をインターネットやSNSで目にして、不安になっていませんか?

    たしかに、切開法は皮膚を切開する外科手術である以上、ダウンタイムやリスクを伴います。うまくいかなかった場合の修正が難しいこともあり、「本当に自分に合っているの?」「やって後悔するのでは?」と、慎重になるのは当然です。

    この記事では、二重切開の基本から、やめたほうがいいといわれる理由、よくある後悔やデメリットをわかりやすく解説します。

    二重切開で後悔しないために知っておきたい5つのポイントも紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

    二重切開とは

    二重切開とは、まぶたの皮膚をメスで切開し、余分な脂肪やたるみを取り除いたうえで二重のラインをつくる美容外科手術です。

    まぶたを糸で留める埋没法とは異なり、切開法でつくる二重ラインは半永久的に残る点が大きな特徴です。

    二重切開の施術には「部分切開」と「全切開」があり、どちらの施術をするかは、まぶたの状態や希望する仕上がりなどによって決まります。

    部分切開は切開する範囲が狭いため、全切開よりも腫れが少なく、ダウンタイムも比較的短い傾向にあります。

    全切開は部分切開と比べるとダウンタイムが長めですが、より大きな変化を望む方に適した施術方法です。

    二重切開はやめたほうがいいといわれる理由

    「二重切開はやめたほうがいい」といわれる背景には、術後のリスクやダウンタイムの長さ、費用面などの要素があります。ここでは、後悔につながりやすい主な理由を詳しく見ていきましょう。

    修正が難しい

    二重切開では皮膚を切除するため、元の状態には戻すのは困難です。もし仕上がりに満足できなくても、埋没法のように糸を外してやり直すといった対応はできず、修正には再手術が必要になります。

    「理想よりも二重幅が広すぎた」「左右差が気になる」と感じても、気軽に修正できない点はデメリットといえるでしょう。

    ダウンタイムが比較的長く周囲にバレやすい

    二重切開は、術後の腫れや内出血が出やすく、ダウンタイムが長めです。手術直後は強い腫れや内出血が出ることが多く、外出が難しくなるケースもあります。

    <施術後のダウンタイム症状の経過例>

    術後の経過期間ダウンタイム症状
    術後0〜3日腫れや内出血のピーク。
    術後1週間抜糸後、腫れや内出血が徐々に引いてくる。
    術後2週間~1ヶ月腫れや内出血がほぼ治まる。二重幅がまだ広めに見えることもある。

    腫れが落ち着き、傷が目立ちにくくなるまでには、術後から3ヶ月~半年程度はかかるでしょう。人前に出る機会が多い方や、長期休暇を取りにくい方は、職場や学校への影響も踏まえて検討することが大切です。

    施術費用が埋没法と比べて高額になりやすい

    切開法の費用相場は20〜40万円前後と、埋没法(約3〜30万円)と比べると高額です。また、まぶたの脂肪が多く、脂肪除去のオプションが必要になったり、眼瞼下垂の手術を同時に行ったりする場合は、その分手術費用が高額になります。

    事前のカウンセリングでは、まぶたの状態や希望するデザインを医師に明確に伝え、トータルでかかる金額を確認しておきましょう。

    目のトラブルが起きるおそれがある

    切開法では、まぶたを切開して皮膚や脂肪を取り除くため、術後にさまざまなトラブルが起こるリスクがあります。

    <二重切開によるトラブルの例>

    • 血腫(まぶたの内出血・腫れ)
    • 感染(傷口から膿が出る)
    • 二重ラインの左右差
    • ケロイド(盛り上がった傷) など

    こうしたトラブルを未然に防ぐためにも、経験豊富な医師を選び、リスクに関する説明を受けて納得してから手術に移りましょう。また、医師の指示に従い、術後のケアを丁寧に行うことも大切です。

    傷跡が残る可能性がある

    切開法では皮膚にメスを入れるため、どうしても目元に傷ができます。通常は3〜6ヶ月ほどで目立ちにくくなりますが、体質によっては赤みや盛り上がりが残るケースもあります。

    たとえば、ケロイドは目元に身体にできるようなものが起こるリスクは少なく、心配しすぎる必要はありませんが、ケロイド体質で不安のある方は事前に担当医に伝え、術後のケアを徹底しましょう。

    「整形したことを人にバレたくない」「すっぴんでも自然な目元がいい」という方は、切開法だけでなく埋没法も選択肢として検討するとよいでしょう。

    絶対にやめたほうがいいわけではない!二重切開で期待できるメリット

    「二重切開はやめたほうがいい」という声がある一方で、切開法だからこそ得られる大きなメリットもあります。ここからは、二重切開の代表的な4つのメリットについて見ていきましょう。

    • 半永久的な二重ラインをつくれる
    • まぶたの脂肪やたるみを同時に解消できる
    • 眼瞼下垂で目の開きが弱い症状の改善が期待できる
    • 埋没法では難しいデザインにも対応できる

    半永久的な二重ラインをつくれる

    二重切開の大きな魅力は、一度施術すれば二重ラインが半永久的に持続する点です。埋没法のように糸が緩んでラインが消える心配がなく、長期的に安定した仕上がりをキープできます。

    ▶二重全切開のビフォーアフター動画

    二重切開にかかる費用は埋没法よりも高い傾向にありますが、「何度もやり直すより、一度で確実な効果を得たい」という方にとっては切開法が適しているでしょう。

    まぶたの脂肪やたるみを同時に解消できる

    切開法は、埋没法とは異なり、まぶたの余分な脂肪や皮膚を取り除くことができます。

    そのため、二重のラインだけでなく、まぶたの重たさやたるみに悩む方にも適している施術です。

    まぶたの厚みや腫れぼったさが気になる方は、根本的な改善が期待できる切開法を検討してみるとよいでしょう。

    眼瞼下垂で目の開きが弱い症状の改善が期待できる

    「目が開きにくい」「眠たそうに見られる」などの症状がある方は、眼瞼下垂(がんけんかすい)の可能性があります。眼瞼下垂とは、まぶたを引き上げる筋肉の力が弱まり、目の開きが悪くなる状態のことです。

    切開法では、二重ラインをつくることに加えて、まぶたを引き上げる筋肉にアプローチすることで目の開き自体を改善することも可能です。

    埋没法では難しいデザインにも対応できる

    「皮膚が厚い」「脂肪が多い」「眼瞼下垂」といった条件がある方の場合、糸でまぶたを留めるだけの埋没法では、叶えられるデザインが限られてしまうケースがあります。

    その点、切開法ではまぶたの皮膚や脂肪、筋肉に直接アプローチできるため、埋没法ではできないデザインにも対応しやすい特徴があります。

    二重切開をやめたほうがよかったと後悔しないための5つのポイント

    「二重切開をしたけれど、やめておけばよかった…」と後悔をしないためには、事前の準備や情報収集が欠かせません。

    施術を受けてから「思っていたのと違った」と感じないように、二重切開で後悔しないための5つのポイントをご紹介します。

    • カウンセリングで希望を明確に伝える
    • 症例写真と医師の実績を確認する
    • リスクや失敗例に関する説明を受ける
    • 保証やアフターフォローの体制を確認する
    • 術後の過ごし方やアフターケアを正しく行う

    これから二重切開を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

    カウンセリングで希望を明確に伝える

    二重切開で後悔する原因でとくに多いのが、「思っていた二重と違った」というデザインのミスマッチです。このような失敗を防ぐためにも、カウンセリング時には、理想の二重幅や形、印象を具体的に伝えることが大切です。たとえば、理想の目元の芸能人がいる場合は、担当医に写真で共有しておくとよいでしょう。

    症例写真と実績を確認する

    切開法の仕上がりは、医師の経験や技術力に大きく左右されるため、過去の症例写真や実績をチェックしておきましょう。

    <確認すべきポイントの例>

    • 自分と似たまぶたタイプ(厚み・左右差など)の症例があるか
    • 症例写真における、目を閉じたときの傷跡の状態
    • 修正手術の経験が豊富かどうか

    日本形成外科学会専門医や日本美容外科学会認定医といった資格をもっているか、カウンセリングが丁寧かといった点も、信頼できる医師を見極めるポイントです。

    リスクや失敗例に関する説明を受ける

    二重切開の手術を受ける前には、メリットだけでなく、デメリットやリスクについてもしっかり理解しておく必要があります。術後の腫れや内出血に加え、血腫や感染、左右差といったトラブルが起こる可能性もゼロではありません。

    こうしたリスクを事前に説明してくれる医師は、信頼できるといえるでしょう。また、修正が必要になった場合の費用や流れについても具体的に聞いておくと、あとから後悔するリスクを減らせます。

    保証やアフターフォローの体制を確認する

    二重切開では、術後の経過によって仕上がりが変わることも多いため、クリニックの保証制度やアフターフォロー体制について事前に確認しておくことが大切です。

    <保証やアフターフォロー体制について確認しておきたい事項>

    • 保証期間の長さ
    • 再施術が必要になった場合の費用
    • 術後の診察回数や追加料金の有無 など

    保証内容が明確であり、トラブルがあったときに迅速に対応してくれる体制が整っているクリニックであれば、安心して手術を受けられるでしょう。

    術後の過ごし方やアフターケアを正しく行う

    手術が成功しても、術後のケアをおろそかにすると、思わぬトラブルが起きる可能性があります。

    手術直後は、目元をしっかり冷やして安静に過ごすことが大切です。処方された薬を指示通りに服用し、長時間の入浴や激しい運動を控えるなど、医師からの指示を守って過ごしましょう。

    傷口は清潔に保ち、アイメイクやコンタクトレンズの使用などは、医師からの許可が出るまで避ける必要があります。満足いく仕上がりにするためにも、術後の正しいケアを心がけましょう。

    二重整形は切開法と埋没法、どっちがいい?

    二重整形には、メスを使わず短時間で施術できる埋没法と、半永久的な効果が期待できる切開法の2つがあります。

    「どちらが自分に合っているのかわからない」と悩む方もいるかもしれませんが、選ぶべき施術は、まぶたの状態や理想の仕上がりなどによって異なります。埋没法と切開法に向いている人の特徴を、それぞれ下記の表にまとめました。

    二重切開の施術方法向いている人の特徴
    埋没法・まぶたが薄い、脂肪が少ない ・自然な仕上がりにしたい ・ダウンタイムを短くしたい ・費用を安く抑えたい
    切開法・まぶたが厚く、脂肪が多い ・過去に埋没法が取れた経験がある ・半永久的な二重ラインがほしい ・長期休暇が取りやすい、在宅勤務が可能

    費用については、埋没法が3~30万円前後と比較的手軽ですが、持続期間は3〜5年程度とされ、将来的に再施術が必要になるケースもあります。

    一方、切開法は20~40万円ほどと高額にはなるものの、一度の施術で長期的に理想の二重ラインをキープしやすく、結果的にコストパフォーマンスに優れる場合もあります。

    二重切開のメリット・デメリットをふまえて自分に合う施術を選ぼう

    「二重切開はやめたほうがいい」といった声を、インターネットやSNSで見かけることがあります。しかし、切開法には、一度の施術で半永久的な二重が手に入ることや、まぶたの脂肪やたるみも同時に解消できるなど、埋没法にはないメリットも多くあります。

    二重切開で後悔しないためには、施術のメリット・デメリットを理解し、自分のまぶたの状態や理想の仕上がりについて、医師と十分にすり合わせてから施術を受けることが大切です。

    東京・銀座にある「Another clinic」には、日本美容外科学会専門医の認定を受けた、目元整形の経験が豊富な医師が在籍しています。二重切開が適しているのかどうかや、詳細な施術料金を確認したい方は、ぜひ下記のフォームからカウンセリング予約をしてみてください。

    【Another clinic】カウンセリング予約フォーム▶

    西山 慶
    この記事の監修者

    院長

    西山 慶

    日本大手の美容外科クリニックで院長を務め、クリニック内ランキングでは目元切開の分野において、全国エリア症例数No.1を獲得しておりました。
    どんなことでもお気軽にご相談ください。

    経歴

    • ⽇本⼤学医学部 卒業
    • 社会医療法⼈社団 順江会 江東病院 初期臨床研修
    • 順天堂⼤学医学部 形成外科学講座 ⼊局
    • 湘南美容クリニック ⼊職
    • 池袋⻄⼝院・東⼝院、横浜院に勤務
    • 湘南美容クリニック宇都宮院院⻑就任
    • 湘南美容クリニック表参道院院⻑就任

    某⼤⼿美容クリニックランキング

    • 『たれ⽬形成』2022上期/2022下期/2023上期症例数全国No.1
    • 『⽬尻切開』2022上期/2022下期/2023上期症例数全国No.1
    • 『全切開⼆重』2022下期/2023上期症例数東京No.1
    • 『⽬頭切開』2022下期/2023上期症例数東京No.1

    所属学会

    • 日本美容外科学会専門医
    • 日本形成外科学会会員
    • 日本先進医療医師会会員